バレー素人の勝手すぎる分析

バレーは高校の授業でしかやったこともなかった人間が、レポート*1の数字だけを頼りにとんちんかんな分析をしている記事です😔先に謝っておきます、本当にとんちんかんです。そして長いです。ごめんなさい!もちろん選手やチームを批判するような意図はないです!

なお、この記事は主に自分の好きな選手やチームを取り上げる、所謂「推し語り」の類です。

 

 

レポートの数字と勝敗の傾向分析

ここでは私の1番の推しチーム、堺ブレイザーズ*2について書く。

 

サーブ効果率

開幕初戦から−0.7, 0.3, 1.1と低い数字が続く。結果はそれぞれ✖️(2-3), ⭕️(3-0), ✖️(1-3)。

*3のところ1番高い数字は2leg1戦目(vsWD名古屋)の9.7(SA5本)。この試合は3-1で勝利している。

今シーズンの平均の効果率は4.0。実は10チーム中9位…。頑張れブレイザーズ!!

 

ブロック本数(/セット)

1セットあたりのブロック本数は平均2.13本。5位/10チームとまずまずの成績。

ブロック本数はサーブ効果率と合わせて試合の勝敗に大きく関係する(と思っている)。例えば、上で挙げた2leg1戦目の試合では2.25(本/セット)。この数字は3位のパナソニックの平均本数と同じなので結構いい数字。サーブ効果率が高くブロック本数も多いとなると、サーブ&ブロック*4で流れを掴んだ試合だったと推測できる。ちなみに堺は勝ち試合の平均ブロック本数が2.77(本/セット)。SAももちろんかっこいいが、サーブ&ブロックはチームで取った1点!という感じがして好き。

 

アタック決定率

バレーボールを見ていて1番楽しいのは、やはり点が決まった時。しかしいくらたくさんスパイクを打っても決定率が低ければ勝ちには繋がりにくい。

その点堺ブレイザーズはアタック決定率、というよりバックアタック決定率が高い(10チーム中3位)。

レポートを見ると明らかだが、堺はバックアタック(以下BA)の数がとても多い。よってこの数字は他のチームより大事になってくる(多分)。

1番高い数字は2leg6戦目(vs東レ)の61.0%, BA 73.9%で、3-2で勝利。この試合はブロック数、SA数において大きな差は無かったのでアタック決定率が勝敗を分けた1つの要因と見ることができる。

あくまでも1つ。数字だけでは分からないことがたくさんある。

 

サーブレシーブ成功率

堺のサーブレシーブ成功率は平均52.3%で10チーム中9位。

決していい数字とは言えないが、各試合ごとにアタック決定率と合わせて見てみると…。

まずはサーブレシーブ成功率が高い試合から。

1leg2戦目(vs大分三好 ⭕️3-0)は66.7%と高い数値。それに伴いアタック決定率、特にBA決定率は68.4%。さらに被ブロック本数は1セットあたり1.67本に抑えられている。最近の試合だと2leg5戦目(vsJTEKT ✖️0-3)では62.3%の成功率で60.0%のBA決定率を出している。

逆に、36.5%とサーブレシーブ成功率が低かった1leg1戦目 (vs東レ ✖️2-3)ではアタック決定率も43.8%に留まっている。

サーブレシーブがセッターの元に綺麗に返ると攻撃の幅が広がり、ブロックが分散されスパイクも決まりやすくなることがこれらの数字からもよく分かる。

ちなみに堺ブレイザーズは1セットあたりのブロック決定本数ランキング1位のJTや2位のサントリーより、パナソニックとの試合の方が被ブロック本数が多い(1leg 3.00本/セット 2leg 3.50本/セット)。これは偶然か、それとも相性の問題か…。

 

3人のセッター

ここでは深津英臣選手(パナソニックパンサーズ所属)、藤井直伸選手(東レアローズ所属)、関田誠大選手(堺ブレイザーズ所属)の3人のセッターの違いについて簡単に書く。

深津英臣選手

サーブでもブロックでも安定して点を取れる。トス回しはサイド攻撃を主体とし、BAやクイックは効果的な場面でのみ使う印象。実際パナの1セットあたりのBA打数は4.51本と最少。(最多は大分三好の7.04本/セット)

 

藤井直伸選手

ミドルを軸にした攻撃。相手ブロッカーの裏をかくのが得意だがトスの精度が落ちてしまうことも。サーブ効果率が平均して高い。最高の喜び方をする。

 

関田誠大選手

レフト、ライト、クイック、BAを満遍なく使う印象。サーブは威力より技術で冷静に攻めるタイプ。上の2人に比べて背が低いのでブロックではスパイカーに狙われやすい。

 

国内チームのそれぞれの点の取り方

書きたいチームをいくつか。

ジェイテクトSTINGS*5

2人のビッグサーバー(西田選手、カジースキ選手)の他にもサービスエースを取れる選手が多いので安定してサーブ効果率が高い(最高16.4, 平均9.4で1位)。

アタック決定率の個人ランキング1位2位の選手がいる(饒選手、西田選手)

 

パナソニックパンサーズ*6

個々の技術のレベルが高く、安定したチーム。サーブ効果率が高い。

サイド攻撃が多いが、3人の得点源(クビアク選手、清水選手、久原選手)にトスが分散されるので1人の負担は軽減される。

 

東レアローズ*7

ミドルを使う本数が多い。特に日本代表でも共に戦う藤井選手と李選手の速攻はどこからでもセットできるので相手にとっては脅威。BAは高確率でルジェ選手に上がり、50%前後の決定率をもつ。

 

 

予想以上に長くなってしまったので今回はひとまず終了!

書きたいことだけ書いてまとまりのない文章になってしまいましたがここまで読んで頂きありがとうございました。

何が言いたかったのか自分でも分かりませんが分析厨なので色々書けて楽しかったです!また時間と機会があれば他のチームや個人にフィーチャーした記事も書きたいです!

 

参考:バレーボール Vリーグ オフィシャルサイト

 

 

一夜

*1:ここでは試合後に公表される試合会場レポートと試合結果速報の2つを指す

*2:V1リーグのバレーボールチーム。日本代表の関田選手や山本選手、高野選手が所属

*3:2019年12月23日時点

*4:サーブで相手を崩し、トスを上げる場所を絞らせて確実に2~3枚ブロックでどシャット!!!

*5:V1リーグのバレーボールチーム。日本代表の西田選手が所属

*6:V1リーグのバレーボールチーム。日本代表の清水選手、福澤選手、大竹選手、久原選手が所属

*7:V1リーグのバレーボールチーム。日本代表の藤井選手、李選手、髙橋選手が所属